「第6回 寺社を彩る紅葉!フォトコンテスト」の結果が、このたび慎重な審査の上決定いたしました。
6回目を迎えた今回は、当フォトコンテスト過去最多となる94作品ものご応募をいただきました。皆様のご応募に深く感謝申し上げますとともに、審査結果の発表が遅れてしまいましたことをお詫びいたします。
今回の応募作品は、松戸市内に数多くある寺社の中でもひときわ有名な「本土寺」や「東漸寺」で撮影されたものが多くを占めます。同じ撮影スポットながら、撮影者それぞれの感性が光る切り取り方を、どうぞご鑑賞ください。
撮影者のみなさんの作品を通じて松戸の魅力を再発見していただければ幸いです。
なお、受賞された方には個別にご連絡を差し上げ賞品を発送いたしますので、今しばらくお待ちください。
大賞
「夕暮れの二人」
モミジと窓に映る夕日を撮ろうとしたら、素敵なカップルが向かい合っていて、偶然とても綺麗なシルエットが見えたので撮影させていただきました。幸せの伝染で私も心が温かくなりました。
作者:Mariko さん
撮影場所:本土寺
撮影日:2020/11/26
審査員コメント
今回の応募では本土寺の作品が一番多かったが、その中で際立った作品がこれです。
技巧を凝らしたものではなく、さりげなく取られた作品のようですが、室内の明かりに照らされて窓の障子に映し出されたカップルの写真にぐいぐいと気持ちがひきつけられます。
二人で、真剣に何を話しているのかな? 秋だからまさか別れ話じゃないですね。二人の将来の夢のある話でしょう。
真ん中の光が紅葉の赤を引き立てています。
大賞を受賞された Mariko さんは、Instagramでも素敵なお写真を投稿されています。
あわせてご覧になってみてください。
優秀賞①
「手水鉢」
本土寺の片隅に赤いもみじが綺麗なつくばいがあり、思わず足をとめました。
作者:青山 真吾 さん
撮影場所:本土寺
撮影日:2020/11/13
審査員コメント
手水鉢に舞い降りたもみじが周囲に映えていますね。これから秋が深まっていくことを参拝客に教えてくれるようです。
赤いもみじ葉が輝いています。
優秀賞②
「色とりどりのせかい」
松戸の東漸寺です。
休日の朝、マスクをして紅葉を楽しむ人がたくさんいました。
なかなか遠出ができないので、近くでこれだけ綺麗な紅葉が楽しめるのは嬉しいですね。
作者:ゆー さん
撮影場所:東漸寺
撮影日:2020/12/13
審査員コメント
東漸寺の入り口山門から中をのぞいた観光案内の定番の構図です。でも案外この構図で写真を撮る人は少ないのかもしれません。
しかも、この紅葉の素晴らしいこと。門の中の紅葉は一段と輝いて見えます。
構図のバランスが取れています。紅葉がきれいです。
優秀賞③
「宴(うたげ)」
毎年楽しみにしている東漸寺のライトアップ。
大雪も過ぎ冬の訪れを前に、最後の宴を楽しんでいるようです。
作者:奈良輪 俊昭 さん
撮影場所:東漸寺
撮影日:2020/12/12
審査員コメント
東漸寺のライトアップを捉えた写真ですが、一切を寄せ付けない圧倒的な存在感を示す作品です。
戦国時代のお寺は武将が立てこもる最期のいくさ場にも耐える造りになっています。
この写真を見て、思わず、ここに立つ戦国の武士の姿を思いました。
ライトに照らされた紅葉が幽玄なイメージを醸し出しています。
以上、大賞1作品・優秀賞3作品をご紹介いたしました。
応募全作品は近日公開予定です。どうぞお楽しみに。