「第2回 松戸の寺社春色フォトコンテスト」の結果が、このたび慎重な審査の上決定いたしました。
今回は桜以外にも様々な表情を魅せる春をテーマに据えたため、バリエーション豊かな作品をご応募いただき、選ぶのに大変苦心しました。ご応募いただきましたみなさまに心より御礼を申し上げます。
受賞作品を始め、全応募作品全てに松戸の春の素晴らしさが詰まっていますので、多くの方にご高覧いただければ幸いです。
なお、受賞された方には個別にご連絡を差し上げ賞品を発送いたしますので今しばらくお待ちください。
大賞
「桃色の雨」
塔を覆い隠すような枝垂桜。まるで桃色の雨のように感じました。
作者:ヒズキさん
撮影場所:本土寺
撮影日:2017/4/5
審査員コメント
- 文句なしに素晴らしい写真です。濃い色の桜の花のシャワーの中にいるようです。至福の一枚。
- 初めて見た瞬間、あまりの美しさに圧倒されました。手前の桜・奥の桜・五重塔と階層になった色彩が作品に奥行きを与えています。
大賞作品の撮影者様、ヒズキさんのInstagramのページです。
主に関東周辺で撮影された、青空や夕暮れに佇む四季折々の素敵なお花の写真を公開していらっしゃるインスタグラムアカウントです。見ているだけで香りが漂ってきそうな生き生きとした作品はたくさんのファンに愛され、毎作品に数百の「いいね」が付けられています。
優秀賞①
「萌動」
芽吹きの季節、新芽の爽快な黄緑を背景に狛犬を見上げることで、生命の力強さを表現しました。
作者:長山海澄さん
撮影場所:八坂神社(小金)
撮影日:2017/4/23
審査員コメント
- 作者が言う通りです。狛犬の豪快な雄姿と萌えんとする新緑が互いに息を高め合っているようです。元気がもらえた作品です。
優秀賞②
「小さなほほえみ」
散ってしまった桜の花。満開のうちは皆んなが笑顔で見上げていたのに、散った後は風に吹かれてどこかへ…。散ってもまだまだ可愛かった桜。最後にもう一度笑顔にさせてくれました。まるでお釈迦様の手の内でほほえんでいるみたいに撮れました。ありがとう。
作者:佐川由香さん
撮影場所:本土寺
撮影日:2017/4/15
審査員コメント
- 桜の花のカップルから、拾ってくれた作者に「ありがとう」と言わんばかりの美しさを感じます。背景の新緑たちも「あとは僕に任せてください」とほほえんでいるかもしれません。
優秀賞③
「旬景、流花(しゅんけい、るか)」
気まぐれな春雨に木肌を流れる桜の花びらは、春景を追う人の心の内を表すようでした。
作者:林漸さん
撮影場所:東漸寺
撮影日:2017/4/9
審査員コメント
- 花の盛りに雨になりました。花は散り、ごつごつとした樹肌に着いて、自然の威力に抗っているようです。誰かさんに似ているなと、もののあわれを感じます。
以上、大賞1作品・優秀賞3作品をご紹介しました。