大賞・優秀賞以外の応募作品一覧①
どれも素晴らしい作品ばかりです。ご応募くださった撮影者様渾身の、豪華絢爛な作品をぜひご覧ください。
ご応募いただいた順に掲載しております。
なお、どの作品も素晴らしく全てにコメントを添えさせていただきたいのですが、ありがたいことにたくさんのご応募をいただいておりますので、惜しくも受賞を逃した作品に審査コメントを付記させていただきました。
粕谷 勉さん
「新春の雪化粧1」
前日の雪もやみ朝から青空がのぞく快晴の陽より、昨年11月に改装を終えた本堂の赤銅色をした屋根と残雪、松の緑とのコントラストが朝日に輝き神聖な雰囲気を醸し出していました。 朝陽が高くなるにつれ雪は見る間に溶け始め慌てて撮りました。境内に植えられた椿の花に積もった雪椿や狛犬に積もった雪は歌舞伎の鏡獅子の様にも見られ普段の景色とは異なり心が洗われるようでした。
撮影場所:高寵神社
撮影日:2018/1/23
審査員コメント
- 注連縄も新しく、新春の装いをしたお宮さんに雪が積もった翌日、晴れ上がった空がまぶしい。差し込む日差しは春である。
「新春の雪化粧3」
前日の雪もやみ朝から青空がのぞく快晴の陽より、昨年11月に改装を終えた本堂の赤銅色をした屋根と残雪、松の緑とのコントラストが朝日に輝き神聖な雰囲気を醸し出していました。 朝陽が高くなるにつれ雪は見る間に溶け始め慌てて撮りました。境内に植えられた椿の花に積もった雪椿や狛犬に積もった雪は歌舞伎の鏡獅子の様にも見られ普段の景色とは異なり心が洗われるようでした。
撮影場所:高寵神社
撮影日:2018/1/23
審査員コメント
- 真新しい注連縄が初春の喜びを伝えている。社務所と本殿をつなぐ道は、雪除けがされていて、神社関係者が朝早くからかいがいしく働いている様子が伝わる。いかにも現代にも生きているお宮さんという風情である。
門脇正晃さん
「優美の桜」
しだれ桜の優美さを幹との対比で写してみました。
撮影場所:東漸寺
撮影日:2018/3/26
審査員コメント
- 花すだれの向こうにご本堂の姿が見えて安定の構図。枝垂桜の弱った幹が痛々しいがかえって歴史を感じさせる。
まさまは さん
「火灯し頃」
夕暮れ時の静けさを感じられる神社をさくらと共に表現しました。
撮影場所:秋葉神社(松戸神社)
撮影日:2018/3/29
審査員コメント
- 陽が落ちて、神社入り口の提灯にも灯がともって、境内は森閑と静まり返っている。満開の桜が夕闇の中に控えている。夜桜を肴に酔客が醜態をさらす世間の習わしとは無縁な、びんと張りつめた神聖な空間がここにある。
「朝桜」
朝陽に煌めく木々や鳥居を背景にして桜が浮かび上がるように捉えました。
撮影場所:秋葉神社(松戸神社)
撮影日:2018/3/27
審査員コメント
- 桜の花は美しく撮れていて秀逸です。背景の鳥居らしいものが判然としないのが残念です。
糸賀一典さん
「夕陽に染められて」
夕陽に染まる桜の花と、神社の本殿とのコラボ写真。風の無い日を狙い、花びらが夕陽に透き通る様を撮りました。
撮影場所:蘇羽鷹神社
撮影日:2018/3/26
審査員コメント
- 鮮やかで豊かな桜が連想されることの多い春に、この1枚を撮影する心意気に感服しました。花びらの重なりが通す光量をランダムに変え、普段軽やかな桜が重厚な風合いをたたえています。集合体としての桜ではなく、桜一輪ごとにじっくりと鑑賞したい作品です。
一方で、本殿屋根との色彩のマッチングが抜群で、絵になる一枚という表現も当てはまってしまう深みのある作品になりました。 - 被写界深度を浅くしぼやかした神社の背景と夕陽の淡い光を利用した、桜を上品に捉えた作品だと思います。
- 夕陽に染められている花びらをうまく撮影できていると思います。
- 寺社と桜は相性が良く、他にもこれらを撮影した写真はありますが、それらと比べると、夕陽という短い時間のはかなさの表現が加えられていて、素晴らしいと思いました。
「千木との共演」
関東地方では珍しい「千木」がある蘇羽鷹神社。また、千木と言う名前を知らない方もいらっしゃると思います。夕陽に合わせて、桜と撮ってみました。
撮影場所:蘇羽鷹神社
撮影日:2018/3/26
審査員コメント
- 大胆にも桜の色彩を写さない挑戦的な一枚。その色にのみ注目してしまい気付かなかった愛らしいフォルムと、千木の独特な形を掘り起こし、どこか日本の原風景のような匂いを漂わせる作品です。
- 淡い夕焼けのグラデーションに、桜と千木のシルエットが映えます。春らしさ、そして蘇羽鷹神社らしさを存分に切り取った一枚です。
「夕闇迫る」
シダレザクラの樹木や枝ぶりを、迫力あるように超ローアングルから撮りました。月明りも一役買うように撮りました。
撮影場所:東漸寺
撮影日:2018/3/25
審査員コメント
- 枝垂桜の姿が夜空にくっきりと映し出されている。樹勢が衰えているこの木にも宿る命の力を感じながら、一抹の寂しさも感じる。