「第2回 寺社を彩る紅葉！フォトコンテスト」結果発表

大賞・優秀賞以外の応募作品一覧②

どれも素晴らしい作品ばかりです。ご応募くださった撮影者様渾身の、豪華絢爛な作品をぜひご覧ください。ご応募いただいた順に掲載しております。

なお、どの作品も素晴らしく全てにコメントを添えさせていただきたいのですが、ありがたいことにたくさんのご応募いただいておりますので、惜しくも受賞を逃した作品に審査コメントを付記させていただきました。

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つれづれさん

「岩陰の銀杏」

歩道からはずれた、銀杏の木の下の岩陰に、たくさんの銀杏の実が落ちていました。苔むした緑色の岩と、落ち葉に隠れた銀杏の実が秋の気配を漂わせていました

撮影場所：本土寺
撮影日：2016/11/20

「西方浄土の仏たち」

曇り空からの一瞬の光が、石仏と紅葉した銀杏の葉を照らした光景は、浄土宗のお寺にふさわしい西方浄土を彷彿とさせる景色でした

撮影場所：東漸寺
撮影日：2016/11/25

審査員コメント

我々現代の日本人の多くは、物事を時間に沿って考えるとき、左から右へ過去、現在、未来と考えませんでしょうか。
この写真ではまさしく左の大樹から右の雪へと、秋、冬と時が流れているのを感じさせます。また、その場には無数の仏がたたずんでおり、どこか私たち現世の人々に「我々は時の流れには逆らえない」ということを説いているようです。

「初雪の朝の仏たち」

11月には珍しい積雪の朝に、しっとりと雪をいただいた石仏と落ち葉の光景は、心落ち着く景色でした

撮影場所：東漸寺
撮影日：2016/11/25

石田政光さん

「晩秋の記憶」

真っ赤に燃えたカエデの葉。いかにしてこの赤をより赤く、狂気の如く赤い葉に表現したいと思った。
斜光をつかって、思い切ったアンダーで撮影してみたものである。
Exif：ISO 感度 400/WB オート/F=7.1/焦点距離 150.00mm/バイアス-1

撮影場所：本土寺
撮影日：2016/11/29

審査員コメント

背景の黒とのコントラストが鮮やかで美しいですね。冬を目前に控えて、最期まで輝こうとする命の輝きを感じました。

「ようこそ本土寺へ」

本土寺の門からの紅葉の眺めは絶品。凝縮された風景である。私の好きな撮影ポイントであり、フレーミングである。
訪問された方々は、中に入る前にしばし足を止めるところでもある。訪れる人たちを歓迎してくれる様が素晴らしい。
光の様々に乱反射する様子が見て撮れる。素晴らしい被写体である。
Exif：ISO 感度 200/WB オート/F=3.5/シャッタースピード 1/125/焦点距離 14.00mm/バイアス 0

撮影場所：本土寺
撮影日：2016/11/29

「影絵遊び」

本土寺本堂脇の回廊をガラス越しに本堂側をのぞいてみたもの。私の好きな撮影ポイントである。
ガラス越しに光一杯浴びた木々の色合いは素晴らしい。さながら総天然色の影絵である。
Exif：ISO 感度 400/WB オート/F=5.0/シャッタースピード 1/250/焦点距離 14.00mm/バイアス 0

撮影場所：本土寺
撮影日：2016/11/29

大鐘秀彦さん

「木漏れ日」

初冬の穏やかな木漏れ日に、浮かびあがった紅葉、落ち葉、地面に落ちた影に穏やかな時間、やさしい暖かさを感じました。

撮影場所：東漸寺
撮影日：2016/10/4

「陽光」

境内の片隅にある6地蔵に穏やかなひざしが降り注ぐ陽光、背景に色付く紅葉がつつみこむように、いっそう暖かさを演出してくれてました

撮影場所：東漸寺
撮影日：2016/10/4

審査員コメント

穏やかな秋の雰囲気にあふれています。6人のお地蔵さまも、なんだか暖かそうですね。寺社独特のゆっくりとした時間の流れを上手く切り取った作品と思います。

「かさね色目」

【かさね色目とは】平安朝の人々は、俗に十二単(じゅうにひとえ)といわれる女房装束のように、何枚もの衣裳を重ねました。そして、そこに四季おりおりの自然を映そうとしました。
参道にある山門付近にて、まるで十二一重の幾重にも重なりあうみやびな色彩のように感じました
背景に、山門の軒を、配し遠近感を利用し、立体的な空間に重なり合う色々を、表現してみました

撮影場所：東漸寺
撮影日：2016/10/4